心にガツンと響くストーリーの『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』Blu-ray + CD 限定版レビュー!!

心にガツンと響くストーリーの『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』Blu-ray + CD 限定版レビュー!!

幅広い世代にオススメできる魔女っこファンタジー!

『ヨヨネネ』の世界にじっくり浸ってみました!

 2013年に劇場公開された、『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』。その待望のBlu-rayが、6月25日(水)についに発売されました! 劇場で観る機会に恵まれなかった私は、どんなにこの日を待ちわびたことか!

 そんな『ヨヨネネ』BDを先日じっくり味わいましたので、その感想や画質、音質などについて書いていきたいと思います。ネタバレありますので、ご注意下さいませ。

説明不足が目立つものの共感できるストーリー

『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』限定版ジャケット表

 率直な感想を申し上げると、これ、幅広い世代にオススメできるファンタジーアニメだと思います。特に、私と同世代の方々には文句なしにオススメしたいです。

 ストーリーに関しては、ちょっと説明不足な部分が多いですけど、共感できる要素が随所に盛り込まれていますので、最後まで集中力が途切れることなく視聴できました。

 とはいえ、そもそも「なんでヨヨさんがネネさんより小さいのか」という点にすら触れられていないのは、少々乱暴すぎる気がしましたし、未公開線画ムービーの監督の解説を見て「なるほど」と思う部分が多かったので、ちょっと難易度高めだと感じましたが……。

 そんな中、印象に残ったのは、ヨヨさんが「死」というものに対して向き合っていく姿です。命の重さについて理解する前と後とでは、ヨヨさんの感情が大きく異なっていて、それに合わせて素直に「命」について考えるきっかけを与えてくれました。

 また、魔法ばかりに頼らず、自分の力で困難を乗り越えることの大切さが描かれていたのも、グッとくるものがありましたね。どんな状況でも、諦めないで自力で頑張ることによって道が開けるんだ、と改めて考えさせられました。

 素晴らしいのは、それらのことを物語の中でガツンとこちらへ訴えかけてくるところ。それはもう直接的に、我々に問いかけてくるんです。どうしても意識せざるを得ないくらい。

 観た人それぞれの解釈にゆだねるのではなく、はっきり「こうあるべき」と示されることが、これほど気持ちのいいものだったとは。最近、忘れていた感覚でした。

 アクション要素を求めて観ると、「ちょっと違うかな」と思ってしまう可能性がなきにしもあらずですが、そうではない部分に期待している方には、ぜひ観ていただきたい作品です。

画質は良好、音質も並で大きな不満なし

『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』限定版ジャケット裏

 続いてBDの画質と音質に関してですが、特に大きな不満はありませんでした。

 作品の色づかいは淡い方向ですが、くっきりはっきりとした画質で、眠たい感じはありません。むしろ、しゃきっとしています。ノイズ感等もなく、安心して作品に集中できました。

 一方、音質はそこそこ。音声は定位がはっきりしていますし、音楽や効果音は空間的な広がりが感じられていいのですが、S/N感がそれほど良くなくすっきりしません。もう少しクリアだったら、どんなに聴きやすかったことか。

 というわけで、画質は良好、音質は並といったところでしょうか。個人的には、このレベルであれば納得できる仕上がりです。欲を言えば、音質がもうワンランク上だったら、それこそ何の不満もなかったでしょう。

限定版のサントラCDは必聴! 「ヨヨの歌」はヘビロテ必至!

『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』限定版レーベル面

 限定版にのみ付属のサントラには、『ヨヨネネ』の音楽がほぼ完全収録されています。シングルで発売されているオリジナルバージョンの「虹の約束」以外、すべてを網羅していますので、少々高いですが断然限定版をオススメします!

 聴きどころは、諸星すみれさんの歌う「ヨヨの歌」と、小松未可子さんの歌う「虹の約束」テーマソング海外上映用英語ver.です。特に、「ヨヨの歌」はヘビーローテーション必至! 「ほい!」が頭をぐるぐる回ります(笑)。

 サントラの音質ですが、空間的な広がりを意識した音作りになっていて、音圧も低く好印象。聴いていても、スピーカーを意識させません。ただ、本編BD同様S/N感が悪く、音の輪郭がぼやけてしまっているのが残念。

 音質的には必ずしもオススメではありませんが、音楽的には絶対オススメ! 『ヨヨネネ』好きなら持っていて損はありませんよっ!

目新しさはないが、芯のある作品

『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』公式サイトSS

 まさに王道をいく魔法ファンタジーのため、これといって目新しさはありませんが、作品に芯があることでしっかりとした物語になっていると感じました。

 ありきたりな言葉になってしまいますが、現代人が忘れかけているものを思い起こさせてくれる、そんな一面を持っている作品であるとも言えます。

 説明不足からくるストーリーの分かりにくさはありますが、冒頭でも述べたように、幅広い世代にオススメできる魔女っこファンタジーであることは間違いありません。

 ——『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』の世界を、今、覗いてみませんか?

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